歯を失った場合の治療の選択肢
一般的には入れ歯になりますが、欠損部分の本数が少ない場合は、ブリッジやインプラントも選択肢に入ってきます。保険が適用できるものと、自費治療の場合がございますので、予算や症状に応じて、話し合いながら決めていきましょう。
当院がお勧めしている治療法のご紹介
入れ歯について
口の中に入れたときの違和感を
できるだけ感じることのない入れ歯づくりを心がけています。
歯を失ってしまった患者さんには、もっとも身近な対処としての入れ歯。 入れ歯は使っていただかなければ意味がありません。でも、異物ですからなかなか慣れるようになるのは大変です。 当院では、患者さんの残った歯をできるだけ痛めないように入れ歯を設計しています。 違和感を少なくし、食事のときにきちんと使っていただけるような入れ歯をつくるためにしっかりと調整をしています。
素材の特徴について
審美的な観点や、違和感が少ないというメリットがある自費の入れ歯も、多種取り揃えています。種類や金額などもしっかりとご説明いたしますので、気軽にご相談ください。
入れ歯の種類
ノンクラスプデンチャー
金属のバネが見えるのが嫌だという患者さんに向けた、金属の代わりに歯肉の色をしたバネを使用する方法です。
| デメリット | 寿命が2～3年程度、奥歯にはめると噛む力が弱くなりがち |
|---|---|
| 治療期間 | 約2～4週間 |
| 通院回数 | 通常3回程度 |
| 費用 | 150,000円（税込） |
アタッチメントデンチャー
残っている歯に入れ歯をはめ込む装置を組み込む事で、見た目が良く安定した入れ歯です。
| デメリット | 寿命が2～3年程度、修理が困難で定期的に作り直しが必要 |
|---|---|
| 治療期間 | 約4～6週間程度 |
| 通院回数 | 通常4回程度 |
| 費用 | 110,000円（税込） |
床の種類
| 種類 | レジン床 | 金属床 | チタン床 |
|---|---|---|---|
| メリット | 素材が柔らかいため、微調整がしやすい | 床を薄く作ることができるので、違和感を覚えにくい | 金属床に比べ、より薄くて丈夫。違和感も少ない。 |
| デメリット | 強度を補うため厚みがあり、装着時の違和感が強い | 金属独特の味を感じることがある | 費用が割高で、入れ歯の初心者には不向き |
現在の入れ歯に違和感がある方
まずは、ご使用中の入れ歯を拝見させてください。その一方、入れ歯が痛くなる理由として、口の形が変化している可能性も考えられます。「入れ歯にも定期検診が必要」であることをご理解いただいたうえで、新たな入れ歯を作るのか、現行のものを直しながら使うのかを決めていきましょう。
インプラントについて
インプラントとは
歯の欠損部分へ土台を植え込み、その上に人工の歯を固定する方法です。外科治療には正確さが求められるため、CT撮影が必要となります。また、顎の骨が薄い方や骨の高さが不足している方は、ケースによっては専門の医師をご紹介させていただく場合もございます。
インプラント治療手順
1.カウンセリング
費用や治療終了までの日程、注意点などを、医師から詳しく説明させていただきます。
2.口腔内のチェック
衛生面の確認はもとより、むし歯や歯周病などが見つかった場合は、その治療を優先する場合がございます。
3.インプラント埋入手術
麻酔をしてから歯肉を切開し、顎の骨に土台を埋め込みます。当日は仮のフタを装着し、その上から縫合します。
4.二次手術
埋入した土台が骨と結合するまで約3カ月が必要です。その後、人工歯の型を取って装着します。
メンテナンスについて
インプラントを入れた患者さんには、いつまでも健康なまま使っていただきたいと考えています。そのためには、日々のメンテナンスが重要です。 インプラントに歯垢や歯石がついてしまうと、そこに細菌が溜まってしまい、最悪の場合、インプラント周囲炎になってしまいます。毎日、しっかりとメンテナンスしていただいて、半年ごとの定期検査とメンテナンスを受けていただくことになります。
インプラントの費用について
| デメリット | 治療期間が比較的長い、噛む感覚が自分の歯と違う |
|---|---|
| 治療期間 | 通常約3～6ヶ月 |
| 通院回数 | 4～6回程度 |
| 費用 | 385,000円（税込） |
